足のアーチが高い状態をハイアーチと言う。衝撃吸収や圧力分散が弱く、タコ・魚の目や足底筋膜炎になる。岐阜の靴屋シューズドクターおがわがハイアーチなどを解説します


教えてshoes doctor

ハイアーチ



ハイアーチは、アーチがしっかりあるため健康的な足だと思っている方が多いようですが、色々なトラブルを引き起こします
痛みがつらいハイアーチの原因と治し方


ハイアーチの対策実績

1500人以上


こんにちは
シューズドクターおがわ 店長の小川です



今回は、多くの方が悩んでいるハイアーチ(凹足)についてのお話しです。

あなたの足は土踏まずのアーチが高かったり、ゆびの付け根にタコ・魚の目がありませんか?

もし、土踏まずのアーチが高かったり、ゆびの付け根にタコ・魚の目があるのであれば ハイアーチ かもしれません。






ハイアーチ
ハイアーチ







このハイアーチは、最初にゆびの付根にタコ・魚の目が出来ることが多いです。

症状が悪化してくると、足裏が炎症を起こす足底筋膜炎になったり、もう少し症状がひどくなると、踵の付根に棘が出来る踵骨棘になることがあります。

足底筋膜炎になると、朝起きて最初の一歩が痛かったり、アーチ部が痛くなり歩くことが辛くなります。

そのまま炎症を放置していると、足底筋膜の踵側の腱膜の一部が骨化して踵骨棘になり、踵がすごく痛くなります。


歩けないほどに痛みが強くなると、痛む足をかばって歩くため、足や体のなど全身のバランスが悪くなり、

肩こりや頭痛・腰痛・ひざ痛の症状を引き起こすこともあるんです・・・!

ハイアーチが原因で全身の体調不良へとつながってしまうなんて怖いですね・・・泣き顔






踵骨棘
踵骨棘になる場合が多い









ハイアーチになりやすい人はどんな人でしょう?



1.両親がハイアーチの場合になりやすい
両親のどちらかが、ハイアーチの場合はハイアーチになりやすいです

2.男性
男性は女性と比較すると筋力や靭帯が強いことが多いので、ハイアーチになりやすいです


3.足に麻痺がある場合
足に何らかの麻痺がある場合にはハイアーチになる傾向があります
脳梗塞などによる片麻痺の場合には麻痺のある側がハイアーチになることがあります





主な対策



(1)足に合ったインソールで土踏まずのアーチをサポートする

足に合ったインソール(中敷き)を使用し、高すぎるアーチを支える事で、アーチにかかる負担を軽減したり、足裏の圧力の分散に効果が期待できます。




(2)アーチ部に市販のパットを当てる

 アーチが高くなった土踏まずに負担をかけないように、市販のパットを利用しましょう。

※この方法はハイアーチで筋肉や関節が炎症を起こしている場合に、簡易的にアーチにアーチパットを当てて、アーチの負担を軽減させます。
アーチパットは当てる位置や大きさが重要なので、短期に試す場合は良いですが、長期に使用する場合には足に合わせたオーダーインソールをオススメします。

アーチパッド


(3)足の形や、特徴に合った靴選びをする

足の形や特徴に合った靴選びをすることでより一層インソール(中敷き)の効果が発揮されます。
その理由は、例えば足幅が広くてしっかりした足の方が、見た目を重視して細みのスニーカーやブーツを選んだ場合、どれだけ良いインソールを作ったところで、足に合った中敷きを入れることができなかったり、足が圧迫された状態では、別のお悩みが発生してしまったりするためアーチサポートをしてもほとんど意味がないからです。




正しい靴の選び方
自分の足の形と、靴の形が似ている靴を選ぶ。
(この時にワイズやサイズに拘らず、あくまで自分の足と形が似ている靴を選ぶと良いです)



足のむくみに対応出来るようにヒモやベルトで微調整する。
(足は時間帯によってむくみの状態が違うから)





足裏が正しい位置で安定するように、骨格を支える中敷き(足底板)と、しっかりと安定し足に合った靴を使用する。




まとめ

 ハイアーチ特集はいかがでしたか?

 ハイアーチは体質だけでなく色々な原因が起こる事や、足底腱膜炎や踵骨棘などの原因になることを解説させていただきました。

 ハイアーチによる痛みの軽減や矯正には自分の足に合った靴やインソールなどがとても重要です。

 当店ではお客様の足を確認させて頂き、足の症状に合わせたご提案をさせて頂きます。



シューズドクターおがわが靴のお悩み解決します。



小川紘司・略歴
昭和53年6月9日 岐阜県揖斐郡池田町生まれ。

兵庫県にある国内唯一の整形靴の専門学校、神戸医療福祉専門学校シューフィッターコース(現 整形靴科)で、ドイツ人マイスターから、解剖学、運動学、病理学や、靴の構造、製造法、シューフィッティングに付いて学び、名古屋にある健康靴メーカーで、インソール、靴修理職人として腕を磨き、その後、神奈川県にある健康靴店で働き、沢山の靴の特徴を知り、フィッティング技術を高め、2009年岐阜市に足と靴の専門店シューズドクターおがわ創業。
2024年で開業16年目ですが、インソール作成や、靴修理など勉強しながら日々頑張っています。

(財)日本義肢装具協会・靴型装具者

神戸医療福祉専門学校 整形靴科卒業

整形靴科主催 鳩目会 会員

シューズドクターおがわ 店長




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